ダーツケース自作:縫い方編1

5.縫う順番を考える。

ここで縫う順番を頭を使って考えます。

自作ですから失敗しても誰も文句を言いませんが、作業しながら「あれ?これじゃダメじゃん!」となる前にしっかり立体的に考えておきます。

6.しつけ用に接着

そしたらいきなり縫いだすのではなく、まずしつけ用の接着剤でパーツ同士をくっつけます。

この時は必要以上に糊をつけないのがコツです。

多く糊をつけすぎてヘリからあふれると、仕上がりが悪くなるからです。

ダーツケース自作:縫い方編2

7.縫い合わせる前に穴をあける

レザーは分厚く硬いので、直接縫い合わせることはできません。

もちろん家庭用のミシンで縫い合わせるというのは論外です。

ので、まず穴を4〜5mm感覚であけていきます。

まず縫い目をもってきたいところに鉛筆で線を引き、等間隔にしるしをつけていきます。

このとき”ディバインダー”という工具が役に立ちます。

さて次はこのしるしにそって”ヒシギリ”という工具で穴をあけていきます。

あなを空けていくには完全に貫通させないといけないので、下敷きを敷かないといけません。

厚手のビニールかコルクシートを使うと良いようです。

8.いよいよ手縫い...の前に、糸選び

さて、自作の醍醐味、手縫いです。糸は麻糸かナイロン糸を使います。

麻糸はよじれにくく縫いやすいので、自作初心者にはおススメです。ナイロン糸は安価で丈夫なのですが、縫い易さにおいて劣るので上級者は試してみて下さい。

さらに麻糸はロウ引きしてあるものが通りがよくなるので良いようですよ。

この時ロウ引き糸は、ロウでベタベタしているので汚れた手で縫うと糸が汚くなってしまうので、一旦ここで手を洗っておきましょう♪

ダーツケース自作:縫い方編3

9.やっと手縫い...の前に、

皮用品自作の為の針は、もちろん皮専用の針を使います。

この針は先が丸くなっているのが特徴です。2本の糸の先に2本の針をつけて皮の両面から交互に縫っていきます。

糸は縫いたい距離の4〜5倍の長さがちょうど良いでしょう。

針への糸の通し方も、自作ならではのコツがあります。

まず普通に針に糸をとおしたら、10cmくらいのばしておきます。そこで通した糸の先端から2〜3cmのところを平たく潰し、そこに糸を貫通させてからひっぱっていくと、糸が抜けにくいようになっています。

っといっても言葉だけでは分かりにくいので、まぁやってみて下さい。

あぁ、そういうことね。となると思います。

10.縫い方のコツ

適当に縫うと、実は縫い目が不揃いになってしまいます。

キーワードは「規則通りに縫う」です。

合わせた皮を立てて右から左から縫っていくのですが、右左右左という規則どおりはもちろん、右からと左からの糸の通るのが奥か手前かを決めてリズムカルに縫っていきましょう。

多少の不揃いも手作りの味が出て良いじゃないですか♪

→ダーツケース自作:仕上げ編に続く


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