ダーツの部品:シャフトとは?

シャフトとはダーツの中で、手に持つ部分のバレルと、羽に当たるフライトの中間にあたる部品です。

シャフトの大きな役割は、ダーツ全体の長さを調節するところにあります。

最近のダーツの流行りは短いものが流行っているので、おのずとシャフトも短いものが良く売れています。

シャフトの素材としては、アルミかプラスチックが良く使われています。中にはチタンを使ったものや、アルミとプラスチックを使ったセパレート型のシャフトもあります。また少し変わったところでは鋼材のピンを束ねたものもあります。

シャフトの素材としてアルミとプラスチックの差には耐久性という点もあるのですが、もっとも大きな違いは重さです。

アルミのシャフトを2g程度の重さとすると、同じ長さのプラスチックのシャフトは1gくらいになるでしょうか?

たった1gかもしれませんが、これに長さを調節するともっと差が広がります。

ダーツの後ろを軽くするならプラスチックのシャフトを使い、また重くするなら長いアルミのシャフトにすると良いです。

ダーツの部品:シャフトの長さの特性

基本的にシャフトが長いと、ダーツは下に行きやすくなりなり、逆にシャフトが短いとダーツが上に行きやすくなります。

このような現象が起きる理由は、シャフトの長さが変わることで、バレルとの重心バランスが変わるからです。

シャフトを長くすると、全体のバランスからみて重心がより先端に移動します。

その結果投げたダーツが早めに先端が下を向くようになって、ダーツはより的の下に向かうようになります。

またシャフトを短くすると、同様に重心がより中心に近づきますのでダーツの先端がより下を向きにくくなるために、より的の上に当たるようになるのです。

このようにダーツのシャフトの長さを変え、自分にぴったり合うシャフトを見つければ、より自然な自分なりのフォームで投げても狙ったところにダーツが飛ぶように出来ます。

ダーツの部品:シャフトは飛行の要

またシャフトは全体の飛行の状態を決める要になり、ダーツの部品の中でも一番精密さが求められるところかもしれません。

例えば日曜大工をしているときに、曲がった釘を打ちつけようとしても、さらに釘が曲がって上手く打てませんよね。

同じようにシャフトが曲がったりすると、ダーツは決して真っ直ぐ飛ぶことが出来なくなってしまいます。

安いシャフトはコスト削減のために安く弱い素材で作られていることが多いので、シャフトだけは多少高くても、出来る限り品質の高いシャフトを購入することをおススメします。

また購入時には、スペアのシャフトを少なくとも1セット買っておくと、何かあった時の備えになり安心です。


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