ダーツの部品:バレルとは

バレルとは、ダーツを持って投げる際に指でつかむところです。

バレルは金属製で出来ています。

バレルの素材として多いのは、ブラス(真鍮)・銅・タングステンのうちどれかで、中にはニッケルシルバーを使ったバレルも売っています。

ダーツの中では一番重い部品であって、特にソフトダーツでは、重量のほとんどがこのバレルにあることになります。

ダーツの選択で重要な項目の一つが重さですが、バレルの選択の中での一番のポイントがここになります。

ソフトダーツの場合は基本的なダーツの総重量は、ティップ、バレル、シャフト、フライトの合計重量のことであり、18g前後だそうです。

ティップとフライトの重さはほとんど考えなくても良いとして、シャフトが3g前後ですから、バレルの重さは15g前後のものが標準的な重さとなってきます。

また総重量だけでなくバレルとシャフトの重さとの兼ね合いでバランスが変わってきますので、色々ためして自分にあった重さを選ぶようにしましょう。

ちなみにダーツが重いと刺さりが良く、ダーツの重みをスピードに乗せることが出来ればコントロールも安定します。

またダーツが軽ければ、比較的コントロールはしやすくなります。また数グラムの違いでも筋肉の疲れ難さにも、意外と貢献するようです。

ダーツの部品:バレルの素材について

今、バレルの素材で一番主流なのはタングステンです。

タングステンがバレルの素材で主流として使われる理由は、比重が重いためにより細いバレルを作ることが出来るためです。

バレルに含まれるタングステンの濃度は高純度のもので80〜90%くらい。中には97%という高純度ので作られたバレルもあります。

ただ高純度のバレルは値段も良いですし、さらに高純度であればあるほど性能も良いというわけではないですので、濃度に対してはそこまで高価なものを求める必要はありません。

また低価格のダーツでバレルの素材として使われているのは、ブラス(真鍮)が多いです。

金属系素材の中で一番安く、加工もしやすいことがバレルとして使われている理由でしょう。

ところがブラスには鉛の成分が含まれているという欠点があります。

鉛は体内に入ると健康上良くないですから、ブラス性のバレルを使っている人は気を付けて、良く手を洗うなどの対策をとっておくようにして下さい。

大事なことなのですが、実はあまり知られていないようなので・・・

初心者が良く使う安いバレルのことなので、お店の人が良くアドバイスをしてくれると良いのですけどね。

逆にバレルを買った時に、このようなアドバイスをしてくれる店があったら、そこは間違いなくお客様思いの店ですからひいきにしてあげましょう。

ダーツの部品:バレルの形とグリップ

バレルの形については

・より細いバレルを追及したもの・・・細くて長いものは重く感じます。

・魚雷型と言って、真ん中が太くなっているもの・・・持ちやすいという利点があります。

・網目の模様がデザインされているもの・・・摩擦が高くなりグリップ力が高くなります。

バレルにはいろいろな形状があり、大きく変わるのはグリップ力です。

バレルがデコボコしているのはグリップ力が高く、しっかりダーツをつかむことが出来ます。

ただ反面手に引っかかりやすいため、シビアな手の感覚が必要です。

このシビアな指先の感覚をつかめると、細かいコントロールを利かすことができます。

バレルのグリップがツルンとしているものは、グリップ力がないので、つかんだ時の安心感には欠けますが、よく言うと余分な力がバレルにかかりませんし、滑らせながら投げるようにすることで、ダーツを自然な感じでコントロールできる利点があります。

またバレルは手にもつところなので、使っていくと手によって酸化されていきます。

色が変色してくるだけなら良いのですが、グリップのあるバレルはグリップ力が低下することが問題です。

ホームセンターなどでアルコール洗浄剤などで、バレルを洗うなどの手入れをしましょう。

このような手入れをすることで、長くバレルをつかうことが出来ますよ。


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