ダーツの歴史はどこから?

ダーツの歴史は14世紀のブリテン島、すなわち現在のイギリスまでさかのぼることが出来ます。

当時ヨーロッパでは、百年戦争(1337〜1453)が起きていた時代でした。

毎日、毎日、いつ終わるかもしれない戦争に、兵士たちの士気も衰えていました。

何しろ現在とは違って、もともと娯楽の少ない時代の上に、ここまで戦争が続くと身も心も休まる時がありません。

その中で誰とはなく、ある兵士が長弓の矢を葡萄酒の樽に向かって的投げをしたことが、だんだんと兵士の間で広まっていったのが最初のダーツの始まりと考えられています。

ダーツボードの進化の歴史

最初の的は葡萄酒の樽でしたが、長期の戦争の中で物資が不足し、樽さえもなくなってしまい、代用として大木を集めに切断したボードが的に使われるようになっていきました。

さて、代用として使われるようになったボードでしたが、このボードには今までの樽にはない要素がありました。

それは、大木を輪切りにしたための年輪の存在です。今まで的に当たるかどうかが問題でしたが、年輪のおかげで、的のどこに当たったで点数を数えるようになっていきました。

更にこの輪切りのボードが使いこまれていく中で乾燥し、中心に向かって何本もの亀裂が入るようになってきました。

この亀裂をもとに、さらに細かい採点の要素が加わっていき、また現在のダーツボードの形の原型が出来てきました。

このようにして、単なる兵士たちの暇つぶし、息抜きだったものが、だんだんと精密に的をねらう技術をきそうようなスポーツへと、ダーツが進化していきました。

ダーツボードの革命:エレクトロニックダーツ

さてこのようにして、一般に広がっていったダーツでしたが、もう少し競技人口が伸び悩んでいました。

そして1980年代の中ごろにエレクトロニックダーツが、アメリカで生まれました。

ダーツの面倒くさい点数計算をコンピューターがしてくれて、自動的にボードに表示してくれる、このエレクトロニックダーツの登場は、ダーツ界にとっては大きな事件でした。

特に初心者にとって面倒な計算を代わりにやってくれることで、ダーツがとっつきやすいゲームになってきたのです。

またこのエレクトロニックダーツで使うダーツの先端は、金属でなくプラスチックのティップが使われているので、比較的安全なゲームとして認識されるようにもなっていきました。

そしてバーなどで、このエレクトロニックダーツが設置されるようになって、じわじわとダーツ競技人口が、日本でも増えてきています。

このようにエレクトリックダーツが果たしてきている役割は大きいです。

あなたもダーツを初めてみませんか?

最初はヘタでも全然かまわないので、まずは気軽に楽しんでやってみましょう♪


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